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■そもそもプロテインって何?飲む必要があるの?
前回、前々回とプロテインの種類、飲み方についてお話ししてきましたが、
今回、プロテインって飲む必要があるのか?について考察していきたいと思います。
おいおい、ここにきて飲む必要があるのか?って…と突っ込みが入りそうですが…
お時間ある方は引き続きお付き合いください。
さて、「プロテイン」と聞くと、ボディービルダー等がトレーニング後に飲んでいるドリンク!!というイメージが強いことは否定できません。しかしならが日本語で訳せば、いわゆる「たんぱく質」の事なんです。
サプリメントの世界では、牛乳や大豆などからたんぱく質を抽出し、粉末にした製品をプロテインパウダーと呼び、そこからパウダーが省略され広くプロテインと呼ばれる様になりました。つまり、筋肉の材料とも言えるたんぱく質が凝縮されたプロテインを、筋肉大好きなボディービルダーがトレーニングの後にこぞって飲んでいる姿から、そんなイメージになっているのではないでしょうか。
では、なぜボディービルダーやアスリートは、好んでプロテインを飲んでいるのか?
もちろん、誰もが思うようにたんぱく質は通常の食事から摂るのが一番理想的です。しかし前回の「プロテインの効果的な飲み方」でもお話ししましたが、一定期間の運動量によって1日に必要なたんぱく質の量が変わってきます。もし、一日に大量のたんぱく質が必要な人の場合、肉や魚、大豆食品などたくさん食べなければなりません。例えば、牛のサーロインステーキ200gで33gのたんぱく質が摂れますが、1日に120gのたんぱく質が必要な人だと牛のサーロインステーキを800g食べなければクリア出来ません。800gのステーキといえば、相当なボリュームですし、同時に大量の脂肪やカロリーを摂取する事になります。これでは、いくらたんぱく質はしっかり摂れても本末転倒です。
>たんぱく質含量(100gあたり)
鶏むね肉(皮なし)・・・22.3g 豚ロース・・・19.3g 牛サーロイン・・・16.5g 卵(卵白)・・・11.3g
納豆・・・16.5g 豆腐(絹ごし)・・・5g おから・・・4.9g 豆乳・・・3.6g 牛乳・・・3g
そこで、牛乳や大豆から余分な脂肪や糖質を出来るだけカットし、たんぱく質だけを抽出したプロテインを上手に使えば、カロリー等を気にせず不足している栄養素を効率よく補う事ができます。
牛乳や大豆から抽出した成分を使用しているプロテインは薬ではなく食品に分類されるので、お子様からご年配の方まで安心してお飲み頂ける栄養補助食品なのです。
栄養の基本は食事から、そして不足分を上手にプロテインから補給できれば、効率よくカラダづくりが出来る事になります。
そしてもう一つ、プロテインの優れているところは“アミノ酸スコアが100”という事です。
プロテインは高たんぱくで低脂肪、おまけにアミノ酸のバランスもパーフェクトの食品ですから、これを使わない手はないですよね。
■アミノ酸スコアとは?
カラダを構成しているアミノ酸は20種類あり、そのうち9種類を必須アミノ酸といいます。この9種類の必須アミノ酸はカラダづくりに最も欠かせないアミノ酸ですが、自らの体内では生成出来ないため食べ物から摂る必要があります。しかし、その食品に含まれている必須アミノ酸の割合はその素材や食品ごとに異なります。アミノ酸スコアとはその食品の中に含まれているアミノ酸のバランスを数値化したもので、100となるものがパーフェクトであり栄養価が優れているという事になります。
必須アミノ酸のどれか一つが欠けてしまってもカラダの構成が上手く出来ないので、普段の食事でも色んな食品をバランスよく摂ってアミノ酸スコア100を目指す様に心掛けなくてはいけません。
>アミノ酸スコアの一例
精白米・・・65 食パン・・・44 ジャガイモ・・・68 トマト・・・48 コーンフレーク・・・16
アーモンド・・・50 おから・・・91 魚類・・・100 鶏肉、豚肉、牛肉・・・100 牛乳・・・100
例えば、朝食が食パンだけだとアミノ酸スコアは44ですが、100の牛乳をプラスすれば不足分を補う事が出来ます。さらに目玉焼きやベーコンなど複数の食品を組み合わせればアミノ酸スコアはもちろん、それ以外の栄養価もさらに上げることが出来ます。
そう考えると、高たんぱく質でアミノ酸スコア100のプロテインはアスリートから学生やお子さんはもちろん、健康維持を考えているお年寄りの方まで幅広く使える“最強のドリンク”ではないでしょうか。
スポーツマリオをはじめスポーツマリオラン&フィットネスにはサプリメント・プロテインに強いプロスタッフがいます!!
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臼井
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