目次
❑サプリメントアドバイザー臼井のピックアップサプリ
今回はエネルギーを生み、身体的な疲労感を軽減するコエンザイムQ10に迫ります。
23歳でスポーツクラブのインストラクターとしてデビューしてからうん十年・・・人生の折り返しをとうに過ぎた現在もジムのトレーナーとスタジオのインストラクターの仕事を続けている事に自分でも驚いています。特に10年以上前に卒業したつもりでいたジムでのスタジオレッスンの仕事を、縁あって今年から再開する事が決まった時は正直この歳でまだ身体が動くのだろうか・・・という不安もありました。
確かに、再開直後はブランクを感じる部分もありましたが、大勢の人の前に立つとあの頃の自分が蘇り、音楽に合わせ身体を動かしていると今の年齢の事などすっかり忘れるくらい楽しくて仕方ありません。そして、会員の皆さんが楽しそうな笑顔で汗を流している姿を見ると「あぁ、この仕事をやっていて良かった!そして、本当にこの仕事が好きなんだな~!」と改めて実感します。☺
ところが!!( ゚Д゚)
レッスンが終わると同時に本来の自分に戻ります。⇒それはまるで、無敵のスーパーマンが無力な人間に戻ったかの様に、いまの今までスポットライトを浴びて飛び跳ねていたあのインストラクターは、ただのアラフィフのオジサンに戻ってしまうのです。
そして、アラフィフおじさんが1時間近いレッスンを毎日1~2本1週間も行うと、日々の疲れはどんどん蓄積されていきます・・・💦若い時はモリモリ食べて一晩寝ればどんな疲労感もリセットされていたのに、年齢と共に回復しにくくなってきているのです。
そこで、バランスの良い食生活や睡眠時間と、毎日飲んでいたサプリメントも見直してみました。そもそも、私が毎日飲んでいるサプリメントと言っても基本は「ビタミン」と「ミネラル」で、そこに運動量に合わせプロテインやアミノ酸が加わるくらいなのでこれといって特別な物は飲んでいません。
そして、「そもそも加齢と共に疲れやすくなるのは何故だ?」という根本的な疑問から考え直し、私が新たにプラスしたサプリメントこそが「コエンザイムQ10」なのです。ところで、皆さんは「コエンザイムQ10」をご存じですか?名前ぐらいなら一度は聞いた事があると思いますが、どんなサプリメントなのかは知らない人が多いのではないでしょうか?
そこで、今回ピックアップサプリメントとして「コエンザイムQ10」を取り上げてみました。「最近、日々の疲れが抜けにくい」とか「ここのところパワー不足かも・・・」等と日々感じている方はぜひお付き合い下さい。
❑加齢と共に疲れやすくなるのはなぜだ?
かつての私もそうでしたが、このブログを読んでいる10代や20代の方でしたら、精神的に多少疲れてしまう事が時にあったとしても、毎朝目覚めても何か身体がスッキリしなく、ダルさが続くといった感覚はあまり感じないと思います。もちろん、部活で追い込んだハードな練習を行った事で一時的な肉体疲労があっても、美味しいものを食べてグッスリ寝れば翌日~数日には大抵回復していると思います。
しかし、40代以上の方になると、特に運動をしたわけでもないのに加齢と共に日々の疲れは蓄積され、どんなに栄養のある物を食べてしっかり寝ても翌朝なぜか疲労感が残りすっきり目が覚めないという方も多いのではないでしょうか。
これには理由があります。まず、皆さんは身体を動かすエネルギーがどうやって生まれているのか知っていますか?人間の身体は約60兆個の細胞から出来ていると言われています。そしてこの細胞ひとつひとつにエネルギーを生み出す発電所があり、その発電所こそが誰でも一度は耳にした事がある「ミトコンドリア」なのです。
この「ミトコンドリア」の中では、体内に取り込んだ酸素や栄養素をもとにエネルギーを生み出しているのです。さらに、ミトコンドリア中でエネルギーを作り出しているのが「コエンザイムQ10」という栄養素なのです。そして、この「コエンザイムQ10」がミトコンドリアの中にたくさんあるほど多くのエネルギーを生産する事が出来るのです。
しかし、体内の「コエンザイムQ10」は20歳を過ぎると徐々に減ってきます。つまり、ミトコンドリア内の「コエンザイムQ10」が減ってくればエネルギーの生産量も徐々に減ってくるというわけです。エネルギーの生産量が減ってしまうとパワーが足りなくなるため「疲れやすい」「朝起きるのが辛い」「やる気が起こらない」「若々しくない」といった症状が歳を重ねるごとにどんどん表れてくるのです。
❑減った「コエンザイムQ10」を補う
年齢と共に減ってしまった「コエンザイムQ10」は食品などから補う事が出来るのでしょうか。また、不足した事によってマイナスになった症状は改善できるのでしょうか?答えは「YES」です。
ビタミンやミネラルなどの栄養素と同様に不足しているコエンザイムQ10は補えば良いのです。「コエンザイムQ10」は体内でも生産されますし食事からも摂取できますが、通常の体内生産や食事から補える量は1日に3~5mgほどです。
しかし、「コエンザイムQ10」が効果的に作用するとされている一日の摂取目安量は100mgと言われています。「コエンザイムQ10」が多く含まれている食品はイワシ等の青魚、牛肉、豚肉、ナッツ類が挙げられますが、1日100mgの「コエンザイムQ10」を摂るためには、コエンザイムQ10が最も豊富と言われているイワシ(1匹60g)で例えても、1日に約26尾を食べなければなりません。他にも牛肉で約3kgとなると、これを毎日摂るのはさすがに厳しいですよね。そこで有効なのが「コエンザイムQ10のサプリメント」です。サプリメントであれば手軽に不足分を補う事が出来るのでおすすめです。
❑コエンザイムQ10のサプリメントは二種類ある
では早速、「コエンザイムQ10」のサプリメントを入手しようとネットを開いてみると、二種類ある事に気づくと思います。市販のコエンザイムQ10には「還元型」と「酸化型」の二種類が存在します。同じ「コエンザイムQ10」なのにこの二つはいったい何が違うのでしょうか?
主に「コエンザイムQ10」と言えば安価な「酸化型」が市場には多く出回っておりますが、「酸化型」を摂取しても体内で「還元型」に変換しなくては効果が出ません。つまり、少々値段は高めですが初めから「還元型」を摂取した方が、体内で変換する手間がなくダイレクトに身体に利用されるので、私は「還元型」をおすすめします。
また、「還元型」をおすすめするのにはもう一つの理由があります。
それは、年齢と共に「酸化型」を体内で「還元型」変換する力も低下してくるため、いくら「酸化型」を摂取しても「還元型」に変換されにくくなります。つまり、個人差もありますがまだまだパワーのある20代や30代の方が「酸化型」飲んでも「還元型」に変換する力が強いので効果を実感しやすいかもしれませんが、40代以降の年齢の方が「酸化型」を飲んだ場合、加齢と共に変換力が低下している為にあまり効果が実感出来ないという事が考えられます。そのため、ある一定の年齢を過ぎた方には、変換する必要なくダイレクトに効果を実感しやすい「還元型」をおすすめするのです。
❑コエンザイムQ10のまとめ
・「コエンザイムQ10」は「疲れやすい」「やる気が出ない」「若々しさを取り戻したい」といった、日常生活による一過性の身体的疲労感の軽減やパワフルなエネルギー生産に役立ちます。
・「コエンザイムQ10」には「酸化型」と「還元型」の二種類があります。
・「酸化型」を摂取しても体内で「還元型」に変換され利用されますが、その変換する力は年齢と共に低下していくため、年齢を問わずダイレクトに作用する「還元型」がおすすめです。
・「コエンザイムQ10」もそうですが、サプリメントは薬ではなく食品なので、効果が出るまで最低三ヶ月以上は摂取して頂く事が理想です。
4月から本格的にスタジオのレッスンに復帰してまもなく半年が経とうとしています。最初の数ヶ月はとにかく必死にレッスンをこなしていましたが、三ヶ月を過ぎた頃からかとにかく身体が重く、疲れが抜けない感じが続きはじめました。「やっぱりこの歳で毎日レッスンをするのは無理なのかな?」と思っていた時、「コエンザイムQ10」を思い出しました。今までもスポーツ系のサプリメントは飲んでいましたが、ここで基本に戻り根本的なサプリメントの見直しとしてエネルギー生産に関わる「コエンザイムQ10」を試してみる事にしたのです。
そして、飲み始めて現在2ヶ月が経とうとしています。もちろん劇的変化がビシビシ感じる!とは言えませんが、以前より身体が楽になってきたのは確かです。これが「コエンザイムQ10」のお蔭なのかはっきり言えませんが、しばらく続けてみようと思います。年齢と共に食事が変わる様に、必要とするサプリメントも変わってきます。皆さんも今の自分に何が必要で何が足りないのか今一度見直してみませんか。
※上記は個人的な感想であり、効果・効能を表すものではありません。
臼井
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