目次
■プロテインの選び方■
プロテインと聞くと、ひと昔前はボディービルダーのようなカラダになりたい人やプロアスリートが飲むものと思われている時代でした。今では部活動を行う学生やフィットネスジムに通う方、成長期のお子様、健康維持を心掛てるお年寄りまで幅広く利用され、もう一般的な存在となっていますよね。
身近な存在となったからこそ、今更聞けないプロテイン選びの基本をおさらいしたいと思います。
知ってるよという方も今一度ご一緒に復習してみましょう!
現在日本で製造されているプロテインは、大きく分けて牛乳のタンパク質を使った【ホエイプロテイン】と【カゼインプロテイン】、大豆のタンパクを使った【ソイプロテイン】の3種類に分かれます。
では、これらのプロテインの違いは何なのか?
■ ホエイプロテイン ■
最も多くの方が利用しているプロテインといえば、このホエイプロテインでしょう。競技者はもちろん、初心者から上級者まで、目的を問わず幅広い方にお使い頂けるスタンダードなプロテインです。迷った時はホエイプロテインを選べば、まず問題ないでしょう。
特徴は吸収が早く運動直後のタンパク質補給に最も向いています。ホエイプロテインには、筋肉をつくる際に重要なアミノ酸であるBCAAが豊富なので、筋力アップが目的な方には特におすすめしています。
また、水に溶け易く味も良いので、トレーニング後に水道水さえあれば美味しいプロテインが簡単に飲めるのも人気の秘密です。
■ カゼインプロテイン ■
ホエイプロテイン同様、牛乳から作られるプロテインとしてカゼインプロテインがあります。カゼインプロテインは、ホエイプロテインに比べゆっくりと吸収されるのが特徴で、運動後は吸収の早いホエイプロテインを推奨しますが、ゆっくり吸収されるカゼインプロテインは、たんぱく質を長い時間に渡り補給できるメリットがあるので、運動後よりも就寝前に飲むことで寝ている間のカラダづくりの材料として継続的に栄養を供給できます。
また、ウェイトコントロール等が必要な競技での減量時(特に空腹時)に飲む事で空腹感を抑えられ、空腹時の筋分解を防ぐなどの効果も期待できます。ホエイプロテインに比べグルタミンの含有量が高いため、運動後のリカバリー効果が高いのも特徴です。
※因みに日本では、カゼインプロテイン100%の商品の流通が少なく、大半はカゼイン入りプロテインとしてホエイプロテインと混ぜた形で販売されています。
★豆知識★
ホエイとは、牛乳に約20%含まれているたんぱく質で、日本語では乳清と言います。ヨーグルトを空けた時に表面に浮いている透明な液体がこのホエイの正体です。
また、カゼインは牛乳に含まれるたんぱく質の約80%を占め、このカゼインが乳酸で固められる事でヨーグルトができます。
■ ソイプロテイン(大豆) ■
ソイプロテインはその名の通り大豆から作られた植物性プロテインで、ホエイプロテインと同様に筋力アップやカラダづくりのプロテインとして利用できますが、代謝を上げカラダを引き締める効果が期待できる為、ダイエット用のプロテインとして用いられる事も多いわけです。また、抗酸化作用やコレステロール値を下げるなどホルモンバランスを整え、ヘルシーで健康的なイメージから日々の健康維持目的としても人気の高いプロテインといえます。
カゼイン同様に吸収もゆっくりで、長時間に渡りたんぱく質補給が可能ですが、水に溶けにくく粉っぽい事や、ホエイプロテインに比べると飲みにくいといった点から商品数も少なく、ソイプロテインの特徴を生かした目的の方の利用に留まっているのが現状です。
ということで以下本日のまとめ…
◆まとめ◆
ホエイプロテイン…筋力アップ・カラダづくりに最適なプロテインの王様。
カゼインプロテイン…就寝時等の長時間のたんぱく質補給が必要な場面に最適。
ソイプロテイン…カラダづくり(主にダイエット)・健康維持に最適。
スポーツマリオをはじめスポーツマリオラン&フィットネスにはサプリメント・プロテインに強いプロスタッフがいます!!
プロテイン選びなどでお困りのことがあれば
コメント欄もしくはメールにてお気軽にご質問ください。
もちろんご来店もお待ちしております。
臼井
最新記事 by 臼井 (全て見る)
- たんぱく質と○○の関係 part2 - 2020年4月21日
- たんぱく質と4つの〇〇の関係 part.1 - 2020年3月1日
- 体脂肪を正しく分解する「皮下脂肪」と「内臓脂肪」とは - 2020年2月28日
コメントを残す