老若男女問わず肩コリで悩んでいる方は非常に多いのではないでしょうか?テレビCMでも肩コリを緩和する薬の宣伝がバンバン流れています。それも「塗る」「貼る」「飲む」といった様々な角度からアプローチをしています。ここだけを見ても多くの方が肩コリに悩んでいるんだなーという事が容易に想像出来ます。
しかしながら、肩コリ薬等が肩コリそのものを完治させる効果はほとんど無いと思います。もし薬のお陰で以前より楽になったとしても、しばらくするとまた肩コリの症状は出てくるでしょう。では、完璧に肩コリを治すとしたら、何をするのが一番効果的のでしょうか?マッサージに通い続ける?テニスボール等を使って筋膜リリースをする?それともストレッチをする?どれが効果的なのでしょうか?
今日は、国民病とも言われている肩コリについてお話をしたいと思います。今まさに肩コリに悩んでいる方はもちろん、この先肩コリに悩みたくないと思っている方も、どうぞお付き合い下さい。
目次
■どうして肩コリになるの?
どうして肩コリは起こるのでしょう?今の時代、肩コリの原因は色々ありますが、多くは肩周りや背中などの筋肉の低下が原因で起こる場合が多いと思います。腕はこの肩周りや背中などの筋肉で支えられていますが、この筋肉が弱くなってくると肩コリになる場合が多く見うけられます。人間の腕は個人差はあるとはいえ意外と重く、片腕で約3~4kgあるといわれています。つまり両腕で6~8kgあるものを肩回りや背中、胸などの様々な筋肉と骨で支えています。充分な筋肉がある場合であれば、この重たい腕もしっかりと支えられているので肩コリに悩む事はありませんが、筋力が低下してくることにより、重たい腕はただ両腕にぶら下がっている重りの様になり、ダイレクトに肩の筋肉に負荷をかける事になります。これが肩コリの一番の原因と言えるでしょう。また最近では、スマホやパソコン等を長時間、同じ姿勢で見たりしていることで肩周りの筋肉が凝り固まり、血行が悪くなる事でおこる場合も非常に多く見うけられます。この場合は筋力の低下に限らず若い方にも当てはまる原因といえるでしょう。
■肩コリを解消するにはどうしたらいいの?
肩コリを解消するにはどうしたら良いのでしょうか?マッサージに行くのもいいでしょう。ドラッグストアで様々な肩コリを緩和する薬も売られているので使ってみるのもいいのでしょう。しかし、これらは全て一時的な肩コリ解消法で、同じ生活を続けていればまたすぐに肩コリが発症するでしょう。確かにマッサージは気持ちいいですし、しばらくは楽になりますが、続けて通わないと維持するのは難しいわけです。
であれば、最近人気のストレッチはどうでしょう?ストレッチはとても効果的だと思います。凝り固まった筋肉がほぐれ血流も良くなります。また、関節などの可動域も広がるので動きもスムーズになり動作自体が楽になります。おまけに自分一人でいつでもどこでも手軽に出来てお金もかかりません。当然、毎日続けていれば肩コリが解消され楽になるのかもしれません。しかし、ストレッチが最も効果的で根本から解消する方法といえるかと言えば、やはり違うのかもしれません。
では、最も効果的な解消法とはなんでしょう?それは「筋トレ」です!
冒頭でもお話しした通り、肩コリの原因の多くが肩周りや背中などの筋力の低下です。よく「ボディービルダーに肩コリはいない」といわれますが、これは筋肉をくまなくトレーニングしている証とも言えます。筋トレする事で重たい腕を支える為の筋肉が強化され、様々な筋肉が肩にかかる腕の重さを軽減しているのです。とは言え、なにもボディービルダーみたいにガンガントレーニングをしろという事ではありません。ペットボトルにお水を入れて行う程度の筋トレでも効果はあります。要するに、肩周りの筋肉を使いなさい!動かしなさい!という事です。肩周りの筋肉を使う事で凝り固まった筋肉がほぐれ、柔軟性は増し血流がよくなります。特に肩甲骨周りの筋肉を使うことで、肩周りの筋肉がほぐれとても楽になります。試しに肩コリの酷い方は公園の池などにあるボートに乗りぜひ漕いでみて下さい。二本のオールを使ってボートを漕ぐ動きは、背中や肩周りの筋肉がしっかり使われ肩甲骨の動きも良くなるので、ボートから降りた瞬間から肩コリが楽になったとハッキリわかると思います。
肩周りの筋肉の多くは、腕を肩より上に挙げる動作で働く事が多いのですが、普段の生活で腕を肩より上に挙げる動作はほとんどありません。せいぜい棚の上の物を取る時と、頭を洗う時ぐらいです。つまり、肩周りの筋肉を使う動作は意識して行わなければ日常的にはなかなか使いません。だからこそ、軽い重さで構わないので定期的な筋トレを行い、筋力低下の防止や肩周りの血流を改善し根本から肩コリを解消しましょう。
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臼井
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