目次
■脂肪燃焼系サプリメントの種類
ブログを始めて二度目の夏が近づいてきました!そして、夏を迎えるにあたり、やっぱり気になるキーワードと言えば「ダ
イエット」ではないでしょうか?男性なら「厚い胸と6つに割れた腹筋」女性なら「引き締まったメリハリボディー」で颯爽と水着を着てみたいと思いませんか?でも現実は厳しく・・・やっぱり気になるのが「ポッコリお腹」ですよね。
さあ、今日からほんの少しだけ頑張ってみませんか? 週2~3回 20~30分程度のウォーキングでも効果は期待できるはず!
さらにダイエット用のサプリメントをプラスするのも良いと思います。
でも、「ダイエット サプリメント」で検索すると驚くほどたくさんの商品が出てきて、逆にどれを選んだらいいのか迷ってしまいます。そこで、今回はダイエット系サプリメントに配合されている成分についてお話ししたいと思います。どんな成分にどのような効果があるのか?あなたが効果的だと思う成分はどれなのか?ダイエット系サプリメントを選ぶ際の参考にしてみて下さい。
■ダイエット系サプリに使われる主な成分
多くのダイエット系サプリメントには、「脂肪燃焼」「体脂肪を分解」「脂肪の吸収を抑える」「驚くほど汗が出る」など様々な効果を期待させる表示が溢れています。しかし一つの成分に対して全ての効果が期待できるものは少なく、大抵のダイエット系サプリメントには複数の成分が配合され、様々な効果が期待できるように作られています。そこで、ダイエット系サプリに使用されている、主な成分を簡単にご説明します。今飲んでいるサプリメントにはどんな効果があるのか?自分にはどの成分の効果が合いそうなのか?サプリメント選びの参考にして下さい。
◆カフェイン◆
カフェインはお茶やコーヒーに含まれている成分で、カフェインを摂取することでリパーゼという脂肪分解酵素の分泌が盛んになり、効率よく体脂肪を分解して燃焼してくれるという効果があります。また、頭が冴え集中力もアップするので、筋トレにも効果を発揮してくれます。サプリメント以外で最も身近な摂取方法としては、運動の30分程前にブラックコーヒーを飲む。これだけでも、通常より脂肪燃焼効果が高くなるので実行されている方も多い様です。
但し、日ごろからコーヒー等をよく飲まれる方は、カフェインに慣れていることから、集中力がアップするという効果が分かりにくい場合もあります。逆に、カフェインに慣れていない方やあまり得意ではない方の場合、急激に心臓がドキドキしたり、通常より多いカフェイン摂取の後、その効果が切れてきた時に起こる「カフェイン・クラッシュ」により頭が痛くなったり、疲労感を強く感じる場合もあります。その為、一度に200mg以上の摂取は注意が必要です。
◆カプサイシン◆
カプサイシンとは唐辛子などに含まれる辛味成分の一種です。カプサイシンを摂取すると、アドレナリンの分泌が盛んになり、体温が上昇することで代謝が活発になります。また、アドレナリンの分泌が活発になると脂肪が脂肪酸に変わることで、体脂肪が使われやすい状態なります。この効率の良い脂肪燃焼効果こそがカプサイシンをダイエットに使用する理由です。辛い物を食べるとすぐに汗をかく事でもわかるように、カプサイシンは即効性があり、摂取すると早い段階で発汗しやすくなるため、体感としても非常にわかりやすいと思います。但し、唐辛子を大量に食べてその成分を摂取するのは胃などを痛める危険があるので注意が必要です。
◆カテキン◆
カテキンはお茶などに含まれるポリフェノールの一種で、タンニンという緑茶でいう渋みの主成分です。カテキンには脂肪の分解と消費に働く酵素の活性を高めてくれるという効果があります。但し、ダイエットに有効なカテキン含有量は一日500mg以上が理想と言われていて、普通のお茶で考えると湯呑10杯以上飲まなければ摂れない量になります。その為、高濃度茶カテキン含有の飲料やサプリメントを使う事が有効だと言えるでしょう。
◆コレウスフォルスコリ◆
コレウスフォルスコリは南アジアなどに自生するシソ科の植物で、インド伝統医学アーユルベーダでも用いられていたハーブです。特にその根の部分にはダイエットに有効な成分が多く、サプリメントとして多く使われております。コレウスフォルスコリの成分は体脂肪の分解や代謝を上げる事からダイエットに効果があると言われています。また、別の効果として筋肉を増強させる為に必要なテストステロン(男性ホルモン)が増加することで筋量が増えやすくなることから、筋力アップにも有効とされています。筋肉量が増えれば基礎代謝が上がりよりカロリーの消費量がアップします。この様に、コレウスフォルスコリは体脂肪と筋肉へのアプローチが同時に可能な事から、ダイエットサプリとしても人気が高いと言えるでしょう。
◆ガルシニア・HCA(ハイドロキシクエンサン)◆
ガルシニアは東南アジアなどに自生するオトギソウ科の一種で、柑橘系に似た強い酸味が特徴です。このガルシニアに含まれる成分である「ハイドロキシクエンサン(HCA)」がダイエットに有効な成分になります。このHCAには摂取することで血糖値が一定に保たれ「空腹感を抑える」効果が期待できます。また、「体脂肪の蓄積を抑える」効果も期待できます。通常食事から摂った糖質はエネルギーとして利用されますが、使い切れなかったものは脂肪として体内に蓄積されてしまいます。HCAを摂取すると脂肪をつくる酵素の働きを阻害して脂肪の合成を抑えてくれるのです。もちろん運動と組み合わせれば効果的な脂肪減少も期待できます。
■スポーツダイエット系サプリの二大巨匠
ダイエットサプリの中でも、昔からスポーツ業界で注目されている成分があります。それが以前もご紹介した「カルニチン」と「共役リノール酸(CLA)」です。ではそれぞれにどのような効果があるのか再度確認してみましょう。
◆カルニチン◆
「カルニチン」はアミノ酸の一種で、脂肪の燃焼を効果的にサポートしてくれる役目があります。体内でも合成できますが、その量は常に少なく不足しがちです。おまけに体内でのカルニチンの生産量は20代をピークに徐々に低下するため、歳を重ねるごとにさらに不足しています。つまり歳を重ねるごとに太りやすくなるのも、ここに原因があるのかもしれません。
ではなぜ「カルニチン」を飲むと痩せやすくなるのでしょう?
カラダの中で脂肪を燃焼するためには、脂肪を燃やしてくれる「ミトコンドリア」という、例えるなら脂肪を燃焼する焼却炉へ脂肪を届けて燃やさなければなりません。しかし、この焼却炉の扉はなかなか開きにくいため、簡単には中に入ることが出来ません。そこで「カルニチン」の出番なのです。体内のカルニチン量が多いほどこの焼却炉の扉を大きく開く事ができ、簡単に入ることが可能になるので脂肪を燃やす量も抜群に増えるのです。
つまり、積極的に「カルニチン」を摂ることで、体脂肪が燃えやすいカラダになると言う訳です。
◆共役リノール酸(CLA)◆
「CLA」とは、日本語で「共役(きょうやく)リノール酸」と呼ばれる不飽和脂肪酸の一種で、乳製品や牛肉に多く含まれています。このCLAには体脂肪を減らす効果があるという事で近年注目されている成分なのです。
CLAの主な効果は3つあります。
●CLAの主な効果 ●
1.脂肪をバラバラに分解し燃えやすくする。
2.脂肪を燃やす焼却炉まで、分解した脂肪を効率よく運んでくれる。
3.使い切れなかった脂肪の蓄積を抑える。
脂肪燃焼とは言っても、脂肪はそのままの状態では燃やす事が出来ないので、まずは脂肪細胞から燃えやすい状態までバラバラに分解しなければなりません。CLAを摂る事によって脂肪の分解が容易に行われ、さらには分解した脂肪を燃やしてくれる焼却炉まで効率よく運んでくれます。また使いきれなかった余分な脂肪は体脂肪として再び蓄積されますが、CLAにはこの脂肪の蓄積を促す酵素の働きを邪魔する作用があるので脂肪が付きにくくなるのです。
◆カルニチンとCLAの組合せで効果倍増◆
「カルニチン」と「CLA」は、それぞれに脂肪燃焼を手助けしてくれる相乗効果があるので、一緒に使えばさらに効果がアップすると言えます。まず「CLA」で脂肪細胞から脂肪をバラバラの燃えやすい状態へ分解し、それを脂肪燃焼するための焼却炉まで運んでくれます。次に「カルニチン」が脂肪を燃焼する焼却炉の扉を大きく開けバンバン燃やしてくれるという訳です。さらに、CLAが使い切れなかった脂肪の蓄積まで抑えてくれるので「カルニチン」と「CLA」のダブル使いは最強タッグと言えるでしょう。
■サプリメントと運動
ほとんどのダイエットサプリメントが、ただ飲めば簡単に痩せるという訳ではありません。
もちろん飲むだけで今より体重が落ちていく事はあるかもしれませんが、それも一時的な場合がほとんどなので、継続的な効果を望むのであればやはり運動を取入れる方が良いと思います。逆の言い方をすれば、ダイエットの為に運動している方がダイエットサプリメントを取入れればより効果が実感できると思います。
運動といっても、まずは「階段を使う」「ひと駅だけ歩く」など日常生活に何かをプラスするところから初めるだけでも良いと思います。それで効果が出てくれば自ら次のステップに進むはずです。最初は15分だったウォーキングも、体力や効果が見えてくれば自然と増えてくるはずです。
まずは、「運動を始めないと・・・」と難く考えるより、「ちょっと試してみようかな」から初めてみてはいかがですか?
臼井
最新記事 by 臼井 (全て見る)
- たんぱく質と○○の関係 part2 - 2020年4月21日
- たんぱく質と4つの〇〇の関係 part.1 - 2020年3月1日
- 体脂肪を正しく分解する「皮下脂肪」と「内臓脂肪」とは - 2020年2月28日
コメントを残す