今や練習だけでは試合に勝てない?プロのアスリートも実践している最新の対策




学生の皆さんなら部活で毎日厳しい練習をしている人も多いのではないでしょうか?社会人の方ならカラダづくりの為に毎日ジムでトレーニングに励んでいる方も多いでしょう。しかし、学生の方でこんなに毎日練習を頑張っているのになかなか結果が出ないと思っている方も多いのでは?朝、昼、晩練習をしているのになかなか勝てない!そんな声を良く聞きます。では、結果の出ている人と出ていない人は何が違うのでしょう?もちろん、もって生まれた才能というのもありますが、例えば才能は置いておいて、同じ様な身体能力の選手が同じように練習をしても差が出てくるのはどうしてでしょう?今日はそんな素朴な疑問を考えてみましょう。

目次

■最近の勝つための対策はココが違う!

 

私が子供の頃は、勝つためには「日々の努力ととにかく練習」と言われていました。練習!練習!の毎日で、練習さえしていれば、いつか勝つことができるという、根拠のない自信を信じ日々頑張っていたように思えます。しかし、近年のトップアスリートや各種競技の優勝校や強豪校は、その頃と少し考え方が変わってきています。そして、その考えこそが「勝てる」チームと「勝てない」チームを大きく分ける鍵となります。特に、オリンピックに出るようなトップアスリートほどコレを実践しているようです。

その鍵となる「コレ」とは「いかに早く疲れを取るか(回復させるか)」です。つまり、今日の練習(試合)の疲労をいかに早く取り、翌日の試合(練習)に完璧な状態で立ち向かうかという事です。例えば、野球の強豪校もそうでない学校も練習内容や練習時間、頻度に関して言えばそこまで大きな差は無いと思います。だからこそ、如何に日々のハードな練習(試合)の疲れを翌日に持ち込まず、パーフェクトなコンディションで明日の試合(練習)に挑むかという事が大切だと私は思います。

■リカバリー対策のアイテム

 

リカバリーを誘うアイテムとして、ウェアやサプリメントと様々なアイテムがあります。ではここで、よく使われているアイテムを簡単に紹介してみましょう。


①リカバリーウェア

前回、web担当がブログで紹介したリカバリーウェア「VENEX」。

今でこそ様々なメーカーからリカバリーウェアなるものが続々と発売されていますが、「VENEX」はその草分け的な存在です。現在、様々なメーカーからリカバリーウェアが開発され、年々「リカバリー」に対する意識が高くなり需要が増えているのは、やはり多くの選手たちが「疲労回復」に注目しているからではないでしょうか。

前回のオリンピックでも、テレビで試合以外の場面の映像が映ると多くのトップアスリートがリカバリーウェアを着ていました。皆さん、移動の飛行機やバスの中でもリカバリーウェアに着替え、次の試合までに少しでも早く多くの疲れを取ろうとしているのではないでしょうか。

こういった「リカバリーウェア」の多くは、部屋着やパジャマ替わり、または移動着として、着るだけで効果を発揮するのです。では、どのような仕組みで疲労が軽減されるのでしょう?

例えば、リカバリーウェアの先駆け「VENEX」で説明してみましょう。「VENEX」では独自の特殊方法でウェアの繊維一本一本にナノプラチナなどの鉱物(PHT)を練り込んでいます。この繊維が肌に触れる事により血流を促進し、副交感神経が優位に働くようになります。副交感神経とは身体をリラックス状態に導くものです。アスリートはもちろん、現代人はハードワークやストレス、睡眠不足や不眠症などの睡眠障害、そして朝から晩まで片時も離せないスマートフォンの刺激により、一日に大半が交感神経の優位な状態だといえます。これでは、疲労を取るにも取れづらい状況なのではないでしょうか。

そこで、手軽に着るだけで身体をリラックスモードに導いてくれるリカバリーウェアが注目されているのです。副交感神経を優位にしづらい身体は、電池の切れかかった電子機器のように、本来のパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。今までの寝れば疲れが取れるという考えから、これを使えば今までよりさらに深い眠りにつける事で、より疲れが取れるという考えに切り替えた選手こそが、翌日の勝者となる可能性が高いと言えるのではないでしょうか。


②加圧トレーニング

加圧トレーニングと聞くと、専門のジムで行うイメージがありますが、最近ではいつでも手軽にどこでも加圧トレーニングを行うための、【KAATSU(カーツ)】とうい自宅で手軽に個人で使用できるアイテムも販売されています。

加圧トレーニングとは、専用の加圧ベルトで腕・太脚の付け根に適正な圧力をかけることで、血流を適切に制限し、短時間、軽負荷のトレーニングを行います。これにより、通常の運動を行った時よりも成長ホルモンの分泌が促進され、健康な身体づくりに役立ちます。ちなみに、加圧ジム等で行うトレーニングでは最大で通常の290倍の成長ホルモンを分泌したという研究データがあります。

成長ホルモンの大きな役割は、カラダの成長と新陳代謝を促進させる事です。筋肉をはじめ、皮膚や髪などカラダのあらゆる部分の成長に欠かすことの出来ないのが成長ホルモンです。分泌量に個人差はありますが、運動中や睡眠時に多く分泌されその全体量は思春期をピークに減少してしまいます。

加圧トレーニングをすると、【血流促進】【回復力アップ】【筋力アップ】【若返り・美肌】【ダイエット】といった効果が認められています。中でもトレーニングという名前の通り【筋力アップ】という部分では、短時間の軽い負荷で効果的にトレーニングが出来るという1番の特徴があります。しかし、最近注目されている効果として「回復力アップ」が見直されています。

 

特に目立つのが、野球やサッカーの強豪校などで積極的に取入れられている使い方です。練習の最後に【加圧】をしながら軽い運動をしたり、ストレッチなどのクールダウンを行ったりすることで、より成長ホルモンの分泌量を増やすし、練習で疲労した筋肉などの回復を促します。成長ホルモンの分泌が増える事で、睡眠も深くなりグッスリ眠る事で疲労回復が効果的に行えます。これは、加圧によって疲労物質の乳酸が筋肉中に急激に溜まることで受容体が強く刺激され、大量の成長ホルモンが分泌されます。この大量に分泌された成長ホルモンなどの内分泌因子により、怪我の回復やカラダの修復が早まるのです。


③サプリメント

「プロテイン」「アミノ酸」「ビタミン&ミネラル」・・・などの栄養素が不足していると、身体は100%の力を発揮出来ません。発揮するというのは、飲んでパワーを発揮するものもあれば、日々摂取する事で徐々に効果が現れる物まで様々です。もちろん「栄養」は食事から摂取出来るのが理想ですが、思うように摂れないのが現状です。そこで「サプリメント」を上手に使って、不足しがちな栄養素をしっかり補い100%の力を発揮させるのです。

・プロテイン


「プロテイン」と聞くと、やっぱり筋肉をつけるためのサプリメントというイメージが先行しますが、飲み始めて最初に効果を感じるのが「疲労回復」だと思います。筋肉がついたという実感は1~3ヶ月続けてみないとわかりづらいですが、飲み始めてから疲れが軽くなったという話をよく聞きます。これは、運動により受けた筋肉のダメージが筋肉の材料となるたんぱく質をしっかり補給することで、身体の隅々まで行きわたり補修されるからです。また、たんぱく質は筋肉以外にも肌や髪、爪、臓器や血液といった身体に欠かせない栄養素なので、不足してしまえば身体の色んな部分で不調が生じてきます。筋力アップだけではなく、健康維持のためにも「プロテイン」は欠かせないサプリメントではないでしょうか。

・BCAA


BCAAとは必須アミノ酸の中の3つ【バリン】【ロイシン】【イソロイシン】の総称で、カラダづくりに一番欠かせないアミノ酸であると同時に、エネルギー源でもあります。激しい運動では糖質や脂肪以外に、血中のBCAAも運動中のエネルギーとして使われます。そして不足し始めたBCAAを補おうと徐々に筋肉を分解しはじめるため、筋肉の損傷やパフォーマンスの低下を引き起こすのです。これを防ぐ為にも、運動前~運動中にBCAAをしっかり摂取してあげる事が重要なのです。

・グルタミン

グルタミンは体内でも合成できるアミノ酸ですが、日常生活でも大量に消費され、さらには運動やストレスでその消費量は増加し、結果的には常に不足した状態といえます。運動後のグルタミンが不足した状態の身体は、BCAAの時と同様に徐々に筋肉が分解されることで、筋肉の回復や成長が遅くなったり、免疫力の低下を招くことで体調を崩しやすくなったりします。だからこそ、運動後の疲労した身体にはタップリのグルタミンを補給してあげる事が重傷なのです。免疫力を高めてくれるグルタミンを毎日摂る事で、風邪やインフルエンザの予防にも効果的と言えるでしょう。

・ビタミン&ミネラル

ビタミン】たんぱく質や糖質を代謝する為の重要な働きをする。

ビタミンはタンパク質や糖質を代謝するのに重要な働きをする『働きアリ』的な役割をしています。ビタミンは微量で体内の代謝に重要な働きをしているにもかかわらず、自分の体内で作ることのできない化合物です。ビタミンが不足すると疾病を招いたり成長に障害が出たりします。また、全てのビタミンがバランスよく摂れていないときちんと働く事が出来ません。

 

★ビタミンまめ知識★

ビタミンには水に溶けやすい水溶性ビタミン(ビタミンB群、C等)と、水に溶けにくい脂溶性ビタミン(ビタミンA、E、D、K)と大きく2種類に分けられます。水溶性のビタミンは水に溶けやすいため、多く摂取しても尿と一緒に排出されますが、脂溶性ビタミンは水に溶けにくいため身体に蓄積されやすいので、過剰な摂取は避けなくてはなりません。また、脂溶性のビタミンは油と一緒に摂取した方が吸収が良いため、脂溶性ビタミンを含んだ食材は炒め物や、油分を含んだドレッシングなどと一緒に摂る事をおすすめします。

 

【ミネラル】身体機能の調節を担う潤滑油的な役割。

ミネラルはたんぱく質、脂質、糖質(炭水化物)、ビタミンと並ぶ栄養素のひとつで微量ながらビタミン同様、体の構成物質として重大な役割をしています。ミネラルは体内での化学反応を円滑にしカラダの組織作りにも利用されるため、身体機能の調整を担う潤滑油の役割があります。ビタミン同様、人間の体内では作り出せないため、食事やサプリメントから補うしかありません。ただし、ミネラルは有効な働きをする量と毒性の現れる量の幅がせまいので、必要量を知ったうえでうまく摂るように心がけましょう。

 

他にも、リカバリーを促進するアイテムはアロマだったり音楽だったり他にも様々あります。ご自身で興味のある物、気になるアイテムから試してみては如何でしょうか?

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臼井

臼井

スポーツ専門学校在籍中に、㈱ゴールドウィン・スポーツサポートのクロストレーナー養成機関に参加しその後入社。スポーツクラブやスポーツ施設、ホテルなどでトレーニング、エアロビクス、アクアエクササイズ、スイミングの指導を行い、現在はフィットネスアドバイザーとしてトレーニングやエクササイズ、栄養学、サービスなどの指導、教育を行う。 ■フィットネストレーナー ■JNF公認サプリメントアドバイザー ■米国ISNF公認サプリメントアドバイザー ■(社)全日本ノルディックウォーク連盟  ノルディックウォーク公認指導員






2 件のコメント

  • 臼井先生

    先日は、コメント返信ありがとうございました!

    とても的確なアドバイスで嬉しかったです!

    回復アイテムについて質問させていただきます。

    先生の返信コメントに、BCAAとグルタミンと書いてあったのですが、現在は『エクステンドBCAA』をトレーニング中に飲んでいます。

    こちらは、日常生活から飲んでいても平気な物なのでしょうか?

    グルタミンの摂取量なども詳しく教えて頂けると嬉しいです!

    現在は、トレーニング30分前に飲み始めてトレーニング中も飲んでいます。

    朝から晩まで飲み続けても平気でしょうか?

    大変参考にさせていただけるので、是非教えてください。

    • KING様

      こんにちは!再びのコメントありがとうございます。
      KING様のお役に立てて嬉しいです。

      さて、エクステンドの飲み方についてですが、現在はトレーニング中に飲まれているという事ですがこれは大正解です!
      ハードなトレーニング中は筋分解も起こります、エネルギーの消費も激しいですし、免疫力の低下も考えられるので、トレーニング中こまめにエクステンドを補給す
      る事はとても良いと思います。エクステンドは水に溶かすタイプのBCAAですから、運動中の水分補給も同時に出来る事も大きな特徴です。

      エクステンドの主な成分は、BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)・グルタミン・シトルリンです。これは、カラダづくりや筋分解制御・免疫力低下の制
      御に有効なので、運動前後以外のメンテナンスとして日々飲まれている方も多くいらっしゃいます。
      使用量としては通常、BCAAとグルタミン共に平均5,000mg前後摂れる量で良いと思いますし、人によっては10,000mgという方もいらしゃいま
      す。日々の利用の場合であれば、ペットボトルなどで作ったものを水分補給として一日数回小まめに分けて飲むとよいでしょう。但し、一度に極端な過剰摂取は身体に負
      担がかかったり、無駄になる場合もあるので注意して下さい。

      グルタミンですが単体で考えるならば、1回5g(5,000m)程度が特に有効だと思います。私の場合、グルタミン単体を寝る前に毎日5g、風邪っぽかったり
      ちょっと体調がすぐれないと感じた時は、その時に10g程度摂取すると楽になる感じがします。グルタミンは体内でも日々作られますが、ストレスや運動などで消
      耗し日々不足している場合が多いので、リカバリーや健康維持のためにも私は日々使用しています。

      参考になったでしょうか?
      個人的に、エクステンドやグルタミンは適量お使い頂ければ、大きな健康被害を招く事はほとんどない物だと思います。
      KING様もご自身に合った使い方を探してみてはいかがですか。

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    臼井

    スポーツ専門学校在籍中に、㈱ゴールドウィン・スポーツサポートのクロストレーナー養成機関に参加しその後入社。スポーツクラブやスポーツ施設、ホテルなどでトレーニング、エアロビクス、アクアエクササイズ、スイミングの指導を行い、現在はフィットネスアドバイザーとしてトレーニングやエクササイズ、栄養学、サービスなどの指導、教育を行う。 ■フィットネストレーナー ■JNF公認サプリメントアドバイザー ■米国ISNF公認サプリメントアドバイザー ■(社)全日本ノルディックウォーク連盟  ノルディックウォーク公認指導員