いつもフィットネストレーニングブログをご覧いただきありがとうございます。
アドバイザーの臼井でございます。
今回は、スポーツマリオの新規事業であるスポーツ特化型求人サイト「スポジョバ」リリース記念記事となります。何度かの転職も経験し35年間スポーツの仕事に携わってきた私、臼井の35年の履歴に触れながら、これからスポーツ関係の仕事に進みたいと思っている方や、転職を考えている方におすすめの新情報も交えてご紹介したいと思いますので、どうぞ最後までお付き合い下さい。
もう35年・・・自分自身でもびっくり💦
目次
❑スポーツの仕事に携わり35年
実は昨年末、一身上の都合により30年近く過ごしていた東京を離れ実家のある静岡に戻ってまいりました。中でも18年近くお世話になったスポーツマリオでは、下北沢で展開していた総合スポーツ店の時代から務め、昨年9月までスポーツコンビニ店で店長をさせて頂いておりました。現在は離れた場所からですが、アドバイザーという形で記事の執筆などのお仕事をお手伝いさせて頂いています。
静岡に戻り、当然メインとなる仕事を探さなければならないのですが、これがなかなか大変で・・・私の住んでいる静岡市内は静岡県の中でも比較的大きな街ですが、やはり東京と比べて圧倒的に仕事が少ないのです。たくさんの中から選ぶというより、今ある中から選ぶしかないという感じで、ましてやスポーツ関係の仕事と限定してしまうとさらに選択肢が少なくなります。ある意味妥協して決めるしかないというのが実情です。
❑スポーツショップに入社
ここからは私の昔話にお付き合いください・・・学業があまり好きでは無かった私は、大学へは進まず高校を卒業すると市内にある個人経営のスポーツショップに就職しました。実家が商売をしていた事もあり接客や販売をする事には全く抵抗がなく、月日が経つにつれ「接客業は天職かもしれない」と思えるほど大好きな仕事でした。
何といっても、働いていたお店の社長さんがとても尊敬出来る方で、販売はもちろん、商品の仕入れや店内のショーウィンドーのディスプレイ、イベントの企画など様々な事を自由に任せてくれました。仕事にも少し余裕が出てきた頃に通い始めたのがスポーツクラブでした。
当時、フィットネスブームだった事もあり市内にも大手のフィットネスクラブが徐々に進出してきた時期で、トレーニングジムをはじめ、スタジオやプール、サウナと今では当たり前の施設も当時は珍しく、ちょっとした大人の社交場といった感じになっていたんですね。
その頃、エアロビクスが大ブームでスタジオはいつも満員御礼の賑わいをみせており、そんな世界に自ら飛び込む勇気が無い私はジムで黙々とトレーニングをしていたある日、仲の良かったインストラクターのすすめでエアロビクスのレッスンに初めて参加する事になりました。しかし、これが私の人生を大きく変える出来事になります。
❑フィットネスクラブのインストラクター
ジムでウェイト、スタジオでエアロビを踊っているうちに、今度はそれを教える立場になりたいという気持ちが芽生えます。トレーニングをして理想の体型をつくる面白さ、音楽に合わせて踊りながら運動が出来る素晴らしさを他の人にも伝えたいと思ったのです。もちろん、スポーツ用品販売のお仕事も楽しかったし、職場環境や人間関係も良好で何の不満もありませんでした。それより何倍も何十倍もチャレンジしてみたい事を見つけたという感じです。
そして私が23歳の春、5年間務めたスポーツショップを退職し、東京にあるスポーツの専門学校に入学します。
❑専門学校中退でスポーツメーカーへ
東京の渋谷にあるスポーツ系の専門学校でスポーツトレーナーを養成する二年制の学科に入学、学校では月曜日から金曜日まで、毎朝トレーニングから始まり、解剖学・トレーニング理論・栄養学等の専門知識から、水泳やエアロビクスなどの実技まで行います。そして夕方からはスポーツクラブでのアルバイトを始めインストラクターとしてのデビューを果たしました。
そんな日々を一年近く送ったある日、現在の専門学校で学ぶ事よりもう少し専門的にエアロビクスの勉強をしたくなり、エアロビクスの授業を担当していた先生に相談したところ、当時のフィットネス業界ではNO.1の知名度を誇る有名インストラクターである中村眞二さんを紹介して頂き直接お会い出来る機会を頂きました。
すると中村さんから、「今、トレーニングもエアロビクスも水泳もトータルで指導ができ、尚且つどこへ出しても恥ずかしくない接客サービスの心得を持つ、新しいクロストレーナーの人材育成をスポーツメーカーのゴールドウィンと行っていて、その二期生を募集しているから参加してみないか」と声をかけて頂きました。
しかし、この育成プログラムは月曜~金曜日の9時~12時まで接客・サービスの講習、13時~16時まで専門分野の講習が2か月間続き、その後試験を行い合格すれば次の3ヶ月間は朝から夕方までさらに専門的な講習を受ける事ができ、最終試験に合格すればゴールドウィンの社員として仕事が出来るというものでした。
当然、専門学生である私は時間的な面から考えても学校との両立は出来ないので、こちらを受けるのであれば学校を辞めなければならず、養成所に来て講習を受けても試験に合格しなければその先はありません。もちろん、このまま学校に残れば後に学生として就職活動をする事もできます。
なかなか返事が出来ず迷っていた時に、当時このプロジェクトの責任者であるゴールドウィンの部長から「学校で勉強する2年間分以上の知識と経験を、この5ヶ月で勉強できる」という一言を聞き、私は気持ちを決めました。
❑新たなスタート
その年の4月から、私はスポーツメーカーのゴールドウィンが起ち上げた、㈱ゴールドウィンフィットネスサポート(後に、㈱ゴールドウィンスポーツサポート)という会社のクロストレーナー養成機関に参加し、プロのフィットネスインストラクターになる為の知識を一から勉強しました。
当時、驚いたのはインストラクターも一人のサービスマンであれという考え、一般的なスポーツクラブはもちろん、入会金・保証金合わせて何百万円という高級スポーツクラブまで対応出来るよう、午前中は「あいさつ」や「接客の心得」から「電話対応」「トラブル対処法」など、ありとあらゆるサービスの研修を2ヶ月間徹底的に叩き込まれました。
そして、午後になると専門分野である「トレーニング」「エアロビクス」「スイミング」に必要な知識から解剖学まで様々な実技や講習を繰り返し行います。
そして、晴れてその年の9月より、㈱ゴールドウィンフィットネスサポートの社員として働く事になりました。それは、本格的にプロのインストラクターとして仕事をする第一歩でもあり、学生のアルバイトインストラクターの時とは違う責任と新たな社会人として踏み出す第一歩でもありました。
私達の仕事は、既存のスポーツクラブから依頼を受けた現場に、7人一チームで現場に入って運営やプログラム・インストラクションの見直し・提案・改善などを行い、既存のスタッフに新たなサービスを提供する受託業務を行っていましたが既存のスタッフがいる施設に入りサービスを提供する時は、スタッフ間での衝突などもあります。とはいえとてもやりがいのある仕事で、その後10年近くゴールドウィンでお世話になり様々な現場で貴重な経験をさせて頂いたわけです。ここでの10年はインストラクターとして活動している今の私を作り上げた重要な場でした。
❑下北沢のスポーツ店
10年程お世話になったゴールドウィンを退職しフリーで仕事を始めたものの安定した生活を送るという部分では収入的に不安定だった為アルバイトを探す事にしました。当時34歳
折角なら、以前スポーツ店で働いていた経験を活かせる場所でということで、スポーツ店に的を絞ってアルバイトを探してみましたが、場所や条件など希望枠内の仕事はなかなか見つかりません、また若いスタッフが多いスポーツ店でのアルバイトは34歳という微妙な年齢も足を引っ張る要因でもありました。
そんなある日、自宅近くの下北沢へ友達と遊びに行くと、一軒のスポーツ店を発見。店先にはアルバイト募集の文字が・・・私は近くにいた店員さんに声をかけ、アルバイトの事を尋ねると後日面接を行う事になりましたがこれまでの経歴を買って頂きその日の夜に採用の電話を頂きました。当時はまだまだネットで仕事を探すということが当たり前にはなっていない時代でした。
その日から17年と10ヶ月下北沢のスポーツショップでお世話になったというわけです。
❑静岡に帰っての再就職活動
さて時間軸を現在に戻しまして、静岡に帰り本格的に仕事探しを始めるわけですが、最初は自分で仕事を始めようとも考えたものの金銭的にも今すぐは難しいため、やはり今までの経験を活かせる仕事を探そうとネットや雑誌を物色しました。
今は当たり前にネットで手軽に仕事を探せる時代、とても便利です。20年以上前では考えられないくらい便利になりました。
便利になったのはなったのですが、得られる情報が増えたため自分にとって本当に必要な情報や知りたい情報の取捨選択が難しくなったのも事実だと思います。情報が整理され、信頼できる内容がすぐにキャッチアップできなければ本当の意味で便利になったとは言えないのではないかそんな風に感じたのも今回の転職リサーチで感じたことでした。
そう感じた理由のひとつとして多くの方と同じように大手の転職サイトで「スポーツトレーナー」や「スポーツショップ」と入れて検索してみると沢山の情報がヒットします。こんなにも沢山あるのだと思いながら見てみるものの予想外な仕事も多く引っ掛かってきます。「介護」「デイケア」「ゲームセンター」から「アミューズメントパーク」「映画館」など自分の意図とミスマッチな情報が表示される割合も多々あり調べているだけで結構疲れてしまう。💦
目的は仕事を見つけることなのに、宝探しのようになってしまう。よくあることだと思います。
結局求人サイトで探すもなかなか希望のものに巡り合えず、もうスポーツの仕事ではなくてもいいかなと思っていた矢先、新聞チラシのスポーツクラブのスタッフ募集の文字が。すぐにパソコンでそのクラブを調べネットでエントリーしようと思いましたが年齢で引っ掛かってしまう不安から、直接電話でアピールをしようと思いました。そして後日、面接して頂き今までの経験と見た目が実年齢より若く見えるようで(^^; 無事採用となりました。
実はこのスポーツクラブ、現在名前こそ変わっていますが私が最初に通い始めたあのスポーツクラブなのです。20歳の頃にこのクラブに通っていなければ今の私はありません。そんなきっかけとなったスポーツクラブであれから様々な経験を積んで再びインストラクターとして恩返しする。過去と現在の点と点が繋がったような気がしました。
❑スポーツに特化した求人募集・転職サイト「スポジョバ」
静岡での仕事探しもひと段落したころ、スポーツマリオの新事業としてスポーツ業界専門の求人・転職サイト「スポジョバ」がスタートしたという話を伺いました。スポーツに特化した様々な業種の求人を一度に検索する事が可能で、スポーツショップのスタッフ、メーカー・問屋、スポーツ施設、はたまたスポーツチームのマーケティング職からスポーツ関連の記事執筆など、スポーツに関わる幅広い分野の仕事探しの強い味方になっています。
またスポジョバでは求人募集以外にもセミナーやイベント、求人情報を掲載している企業担当者の方のお仕事への想いなど、魅力溢れるコンテンツが多数用意されていて転職・求職活動をしている方以外でも、かなり見ごたえのあるサイトになっています。
❑まとめ
スポーツ関係の仕事というとスポーツが好き、得意な人がプレイヤーとしての経験を活かすことを主軸になりがちです。やってきたスポーツの経験や経歴に重きが置かれる事がまだまだ多いように思います。
特にこれからはスポーツの経験で括られたフィールドにこだわらず、むしろフィールド外で得た知見や経験が「スポーツ業界」にも求められているように思います。もちろんスポーツの経験が役立つ場面は変わらずあると思います。
現在はスポーツクラブのインストラクターの傍らブログ記事の執筆をおこなっておりますが
これまで、スポーツショップのスタッフやスポーツジムのインストラクターの仕事を中心に行ってきました。私の中ではメディアへの記事執筆のお仕事もなかなかチャレンジングな取り組みですが
おかげ様で多くの方にお読み頂いており、ご質問もたくさん頂戴しておりまして
継続の励みになっています。ありがとうございます。オンラインであれオフラインであれ人と人の出会い、価値あるサイトとのめぐり合わせは財産になります。
「スポジョバ」との出会いが
あなたの新しい人生の道案内としてお役に立てれば幸いです。
あと、個人的にはもっと早くにこういうサイトと出会いたかったなと・・・💻
それではまた次回のブログにて、
臼井でした。
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